ずっと気になっていた作品を遂に見ました!

ジルは旅行先のビーチで古びた木片を拾うが、それは霊界と現世を繋いでしまう魔のアイテム”ウィジャ盤”だった。 ウィジャ盤の魔力により、ジルとその友人達は霊界から凶暴な人喰いザメを召喚してしまう。 ウィジャ・シャークは次々と人間を襲い、町は一転して大パニックに。 神出鬼没で無敵の霊体ザメを打ち倒す手段を知るのはただ一人、超能力を操るジルの父親だった…。(公式サイトより)

これ「打ち倒す手段を知るのはただ一人、超能力を操るジルの父親だった」って書いてあるのを見てそうだったかなと思ったんだけどもう一回最初から見たほうがいいのかな

①ビーチに集合の約束で来たのに置いていかれるジルかわいそう

まずね主人公のジルは友達数人とビーチで待ち合わせの約束をしていて森にやってくるんですけど、みんな遅れていて誰も来ない。仕方ないので一人で泳いでいるうちに謎のウィジャ盤が流れ着き、訝しんでいるところへ友人キムから「他メンバーは先に宿泊先行ってるね!!」と電話が入ります。ひどいが??

泳いでいるジルが不思議な気配(サメ)に気味悪がるいいシーンでもあるんですが、そもそも場所が森の中の静かな湖畔みたいな場所で、正直サメとか出なさそうだなというチグハグ感がとてつもなかったです。ネッシーとかならいるかもしれないけどさ……。

②謎の洗車シーン

ジルは無事宿泊先の家にたどり着き友人たち(キム・ドナ・ジェン・ティファニー)と合流。プール付きの豪邸でみんなテンションが上がっている中、ティファニーは偶然お隣に住む男性が洗車しているところに遭遇します。これは恋の予感……!

みんながプールで楽しく遊んでいるあいだ、ティファニーは男性と意気投合し(?)洗車を手伝うのですが、この洗車シーンが無駄に長い。なんかいい感じの音楽をバックに二人がひたすらHONDAのマイカーを洗車し、洗車し、水着になり、洗車し、まだやるの?コレ という気持ちになってきます。

③IKEAのサメみたいな霊体ザメ

食後の余興(?)でついうっかり霊体ザメを召喚してしまったジルたち。サメは新鮮な肉を求めて自由にこの世を動き回り始めるのですが、造形がどうにも布か粘土でできた可愛いサメで、見た目的な迫力にイマイチ(かなり)欠けます。オバケの迫力ってべつに見た目どうこうじゃないと思うんですが、全身出ちゃってるしCGは低予算だし、人間に噛みつく時の音も「サクッ」と言う感じで、どう見てもスタッフがリンゴをかじる音です本当にありがとうございました。

④ジルのパパ「オカルトは遊びじゃない」

霊体ザメを呼び出す儀式を行った夜、ジルは不安になり父親に電話をします。パパに電話してどうすんだよ と思ったんですが、どうやらジルのパパは「召喚は専門外だが……」とのことでその道に通じた人だったようです。そうなんだ……?

パパは「オカルトは遊びじゃないんだぞ」とジルを窘め、ウィジャ盤と霊体ザメについて調べ始めます。そしてサメの精霊について書かれたInternet articleを見つけ、ジルに迫る危機を防ぐため行動に出ます。

⑤霊力対決!霊界サメ大戦

腹ペコの霊体サメは人間たちを次々容赦無く襲っていきます。友人たちが襲われ、鍵となるウィジャ盤も紛失してしまい窮地に陥るジル。その頃ジルのパパは霊媒師を訪問し、霊体サメの意識をジルから逸らし自分たちの方へと向けさせることに成功します。霊媒師のお姉さんが。しかしその過程でパパは命を落としてしまいます。のちにウィジャ盤を取り返したジルがウィジャ盤に「私たちの救世主は?」と尋ねると「パパだよ。お前を愛してるよ」との返答が返ってきます(ここは泣くところです)。ちなみにウィジャ盤を取り返すくだりもなかなかアレなのでぜひ本編を見て欲しい。

さてさて……なんとパパは死後天国で無敵の霊体となり、霊体vs霊体で戦う展開に。パパは「ミスティック・シールド」というドクターストレンジが繰り出すオレンジ色の電熱コンロバリアみたいな技で霊体サメの攻撃を防ぎます。そして最後は素手で立ち向かい、画面は相討ちかのごとき爆発と煙が……すごい……いったい何を見せられているんだ……?

しかもサメは実はまだ倒れておらず、ジルが発砲してウィジャ盤をぶち壊したことによりサメは消滅します。サメが消えて「こんなものない方がいい」的に壊した感じではなかったです。二段階認証式か?こいつは……

⑥アメリカンジョークも忘れない

無事サメを倒したジルは色々あって逃げ延びてきた警官のおじさんとホッと一息をつきます。「一杯どうだ」という警官に「寿司も一緒に」と返すジル。「それは勘弁」と肩を竦める警官おじさん……。笑うところなのかな、これ……

この後実はアメリカ政府の陰謀だったみたいなことが発覚しおそらく2作目へと続いています。もうねあまりのことに長々書いちゃったよ。Z級映画が好きすぎるとこういうことになるよ!でもこれはちゃんと見れるタイプだからZ級ではない。大丈夫です(なにが?)。次作も見れたら感想文書きます。